私達、『ゼビウス』と『ミスタードリラー』な奴らだね(笑)

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パチンコ屋は2階が寮で、台所の窓から寮の渡り廊下が丸見えでした。 子供ながらに手伝いで皿洗いをしながら、正面の窓を見ているとパチンコ店の従業員と目が合うなんてザラで、薄いすりガラス越しにいつもジャンジャンバリバリ聞こえて五月蠅いし、受験勉強している隣で11時になる10分前に流れる『蛍の光』を夜食の合図に利用したりしていました。 そんなパチンコ屋が、不景気の煽りで近くの支店と合併して残された店舗が、ゲームセンターに商売替えしたのを期に、私はアーケードゲームの常連になりました。 特に好きだったのが、『ミスタードリラー』でした。 地面をドリルでほじっているとは思えない独特の『ポヨン、ポヨン』と言う奇抜な効果音は、今でも鮮明に覚えている位の耳レイプです。 余りにハマり過ぎた私の友達は、プレイステーション版の『ミスタードリラー』を買って持っていた程でした。 ちなみに私も虎の子だったレアゲームソフト『.hack』プレイステーション版と引き換えに、一時期借りてプレイしていた程の熱中振りでした。
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