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タッくんには奥さんと、可愛い子猫達が二匹居る。
ここで貰ったご飯を甲斐甲斐しく奥さんと子猫達の為に運んでいるイクメン猫なのだ。
「おはよう。あ、のりたまこ。五郎が好きなんだよね。」
起きてきた先生が空ののりたまこの袋を見て言った。
「そうなんですか?」
「うん。ほら、うち兄弟多くて貧乏じゃん。おかずがなくてもご飯が何杯でも食べれるって。」
・・・なんだか涙を誘うな。
「一度、のりたまこを切らした事があって、五郎がめっちゃ怒ってさ。大変な事になったんだよね。」
あの温厚なマナトさんが怒る?
てか、何があったんだ?
あの先生が青くなって心なしか震えている。
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