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帝国暦 2xxx年 割と新しめな建物の一室では 今日もまた、どうでもいい会話が繰り広げられていた。 「ねーねー、シンはさー、 ペット飼うとしたら、かわいい派?かっこいい派?」 「もふもふ派」 「えーどっちなのー?」 そう、暇なのである。 「……なんでそんなこと聞くんだ?フウ」 「あのねー!この前の依頼でさー!」 なんて話してた、そんな時。 コンコン… 「あっ!どうぞー!」 ガチャ 「すみません…ギルド風月というのは、 こちらでしょうか?」 入ってきたのは、 30代くらいの大人しそうな女性だ。 「これを…あなた方に見せろと言われまして…」 そういって彼女は書状を取り出し、オレに渡した。 「……あんのハゲ、また面倒な仕事押し付けやがったな…」 「わわわっ!シン!…あっ!大丈夫ですよ! こちらで承ります!」 「?…はい、ありがとうございます」
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