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「あっ!看護師さん!」
「お変わりありませんか?」
「紙パンツをください!」
「解りました。少し待っててください。」
私はリハビリパンツを1枚持って再び嶋田さんの部屋を訪ねた。
「はい!紙パンツ。」
「ありがとう!」
「ゆっくり寝てくださいね。」
そう言って私は嶋田さんの部屋から退出した。
「看護師さん!」
嶋田さんは私が部屋から出て直ぐに呼んできた。
「どうしたんですか?」
「また私の部屋で寝てるの!!」
「えっ??」
また原田さんが寝てるのかと思い再び嶋田さんの部屋に入りベッドに行くとスッポリと頭迄布団を被って寝ていたのだ。少しだけ頭が見えていて私は大きな溜め息を吐いた。
「原田さん!部屋間違ってますよ!!」
私はガバッと布団を捲り上げるとそのベッドには誰も寝ていなかった。
私は一気に鳥肌が立ちゾクゾクとしたが気のせいだと自分に言い聞かせながら。
「何よ!誰も居ないじゃない!」
「どっか行ったわ」
「どっか行ったじゃないよ~!変な事言わないで!!」
「ありがとう。」
「じゃ、寝てくださいね!?」
「はい。」
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