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うなされる。私はこれからあの子のことを忘れられるのか、そのためにどうすればいいのかベッドの上で悩み続けていた。策がないわけではない。ただ、それは今までの私がしてきたことを捨て去ることになる。
ベッドの上で悩んでいる私に窓から差し込む日の光が勧める。「散歩をしながら考えればいい」。それからすぐに飲み物を買う小銭を持って外に飛び出した。
外はまだ暗闇から視界が目覚めたばかりとはっきりとした明るさではなく、鳥のさえずりが静かな時を支配していた。散歩を始めて10分も経たない頃、公園の近くを歩いていると朝のラジオ体操をやるラジオの声が響いていた。そこでラジオ体操をしているのは高齢者方々だった。この時期に子供がやっていたらおかしいもんな。
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