愚者が選ぶ道

1月30日 早朝の散歩

　理由は簡単だ。この冬の時期、いや正確に言えば1月に私はあの子に告白した。いつから好きになっていたのか分からないぐらいあの子をずっと見ていた。休み時間も用がなくても、その場で話題を作り話しかけに行ったりと本来の私らしくない程積極的に行動していた。今の私がそれが出来たら女の子をナンパでもしているだろうな(笑)。

　ふられるまで1ヶ月かかるが、私が悪かったな。いろいろと。まあそれは蒸し返すほどの物でもないから書かないことにしよう。ただ、言えるのはあの子を好きにさせるほど私に魅力がなかったということか。

　それもあってか、ふられてから冬の寒さが私にあの頃のことを思い出させるようになった。ただ寒くてほろ苦い思い出と甘酸っぱい思い出の両方を私に見させる。それが溶けない氷のように心の中にずっとある。それをどうにかするのも今回重要な事だと思う。