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城下は昨夜から降り続いた雪が屋根そして地面に積もっていたそんな寒い日の早朝の事であった、手足が切断されている女に死体が川から上がっていた。
『何て事するんだ!残酷な奴もいるもんだな』
『まだ若い娘じゃないか可哀想に』
遺体は若い娘が手足を切断されて殺されていたのだ
『中山様遺体が上がったと聞きまして』
『遅いですよ!時田さん』
『いやすみません』
時田宗二郎といって
北町奉行所の同心でナマケモノと言われていれていて奉行所内では仕事をそっちのけ巡回と言って町を遊び歩いていたのだった
『下手人は変な殺し方するものだな』
『貴方の担当地区ばかりですよ!』
『すみません!』
筆頭同心中山との話を終えると城下へと向かい事件の捜査をする事にしたのだった。書本屋の前を通ると店主が話掛けて来た。
『時田さん!新しい本が入りましたよ?』
時田宗二は無類の読書好きで種類問わずに色々な本を読んでいて書本屋の常連客だった。
店に一人の男が入って来て店主に話ける。
『遅れてすみませんね!』
『おぉ待ってましたよ!幻苑さん確認してまいりますので少し待ってくださな』
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