厳しい修行の果てにの巻

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 ことの起こりは、映画研究会部長兼監督のチャールズ・染田さん(本名染田武雄)が、次のロケは絶対秋の紅葉かおる高尾山でやるって言いはったので、秋の連休を利用して、行楽気分でロケを楽しもうとしたのだった…。 しかし、何を血迷ったのか、いきなり一年の上原丸子が、せっかく山に行くんだったら、雪山に行ってスキーしたいなんて言い出したんだったわ…。 そして、そこから先が…。  「緑子ちゃん、だってジャンの故郷イタリアに来て、モンブランを見たいって言ったのはあなたよ。 そしてジャンの素敵なお父様がせっかく我々創星高校エイケンのみんなをご招待してくださって、何から何までサポートしてくださったのですから、期待に応えなくちゃね!」 (監督…、あたしが言ったのは、高尾山のふもとにある、イタリアで修行したことのあるパティシエが作る絶品のモンブランが食べたいから、高尾山にしましょう…ってハナシだったんです…。 何をどうまかり間違えて、アルプスの名峰モンブランに…。)
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