駅前で

8/13
前へ
/32ページ
次へ
―その国の名はシュクライナ帝国。様々な物事がこの広範囲で巡っている。― 国に着くとさっき見たより断然桁違いに大きい事に気づく。大きな門があって、その向こうには沢山の人がいる。期待に膨らんだ胸を抑えながら一歩踏み出す―そこまでは良かった。急にまた左肩が痛む。 「…あ…そうか…忘れてた…ゲート…閉じなきゃ…巫雪…頼んだ…」 「『…Back to your house now.門を閉じて―帰りなさいな。いつものミルクは台所』」 痛みが収まる。だが、服が破けていることに気づく。少し血も出ている。 「…ごめん…忘れてた…!」 「早く、お家に帰りましょう~」 然くんが私を背中に背負う。。。鼻血を必死で押さえる。 「いぃそげぇ!!ちゃ量しゅっけちゅ…でしんじゃぁうよぉ!!」 涙声…だと!!しかも噛んだぁぁぁ!!すっかりいつもの調子に戻った私は今の状況で死にそうだった… 「………………カエ、声に出ている…」 「なぁにかいったのかぁい?」 「いいい、いえ何もおおお!!///」 そろそろ鼻血も限界に達している… 「…菜月、ティシュあ……(ティッシュ…っく…チョ〇松!!)」 心外なダメージを受ける。次のページまで持つのだろうか…←メタイ…
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加