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しばらく待つと菜月が帰ってきた。
「聞いて…!あの…かかし…バイト…してた…!」
「「ウッソだぁ~」」
「かかし…って誰?」
「今の所、…この世界で…一番強くて…女王蜂に敵対する…この国の…女王の…聖騎手…」
「しばぁらく、外行けないねぇ…」
「怖いです~…フユちゃんも、しばらくお散歩しませんです~」
「味方じゃ…ないの?」
「!!!…そんな…事なくもない…けど…近づいただけで…殺されるって…う、噂が…!」
「…いや、噂じゃん!?然くん達、ビビりすぎですよねっ!!」
私は、そんな考え方はあまりよろしくないような気がした…どんな悪役もギャップに萌えるものだ!!そして立ち上がろうとすると…
「!!!!!いっだ!!」
「あぁ!!ごめんねぇ!!その刻印、ボクのぉ感情でうごぉくから…」
「………………余程、怖いんですね…(/////は、反則顔~////)」
然くんは涙目で訴える。も…心の〇〇〇がタッティしてる!!無理!!ヴァァァァ!!殺す気かっ!!
「一回、私一人で行ってみて、どんな感じか見てくるから…菜月、店まで道案内してくれる?」
「…あの…この二人だけ…おいとくと…泣いちゃって…ご近所さんに…怒られる…」
「…………はい?待て、何歳なのかな?キミ達は…」
「何歳でしたっけ~?」
「ながぁくいきすぎぃてぇ、忘れたぁねぇ」
「じゃ、待っててください。大丈夫でしょ。その時だけよっぽどの理由があったんですよね?」
絶対幼稚園だわ…これ。
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