駅前で

12/13
前へ
/32ページ
次へ
菜月の後をついて行くと、少し大きめの酒場にもうついた。どうやら、菜月達の住むアパートに内蔵されていたらしい。 「…あれだよ…髪…白いやつ…」 「あぁ…なるほど。」 確かに近より難いふいんきをかましだしている…だが、声に関してはまるでエンジェルボイスだ。思い切って話しかけた… 「あ、ああああ、あのっ…あっすみませっ!!あpppppppp((」 「何が言いたいのか分かりません。話の内容がまとまったらまたお聞きします。今は仕事中なので。」 「あっあのっあなたっそ、そのっ、人っむやみやたら、そのっ殺しませっよね…?あっ……すみませんっ!!」 「そんな女王の近いに背く様な行為はいたしません。どなたからその様なお話を?」 「(あぁ神様…私に…コミュ力をくださいまし…)…えっあっあのっその様な、う、噂を…みっ耳にしまして!!教えたげよっかな~…なんて……すみません…………」 「そうですか。それは…貴方達にも不快な思いをさせましたね。一度城にお招きさせてください。女王に報告しますので。」 「待って…一般人は…城に入れない…のでは…?」 菜月が口を挟む。 「だってアリスでしょう。貴方。強制連行の手間が省けて、逆に好都合です。シフトがもうじき交代出来るのでしばしお待ちください。ついでに主をお呼びしてきますので。」 …………何でここに来たんだっけ?っていうかお腹空いた!! ――――――――――――――― 菜月が泣きじゃくっている然くんとフユちゃんを連れてきた。…………本当に留守番できないんだね… 「「いゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!か、かかしだぁ~!!!!!」」 「やかましい…!!」 女王の聖騎手を見たとたんにこの反応……………然くん、不意討ちやめてぇぇ////ころすきか…//// 「紹介が遅れて申し訳ありません。私、女王の誇り高き聖騎士のエミリと申します。主、アルに使えております。あ、菜月さん、然さん、巫雪さんは存じ上げておりますので。」 話なげぇ…しかもさっきから棒読み。 「あ…ぁえっと…神代佳江っていうものでごさいますです…あっ…とすみません!!」 「俺はアル!!(だよな)アルって呼んでくれ!!(あってる!?)」 ……………怪しげな人達だ………菜月はさっきから泣きじゃくる二人を庇うようにして、二人を睨んでいた…今気付いたが、この男、いつ現れたんだ?
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加