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菜月の後をついて行くと、少し大きめの酒場にもうついた。どうやら、菜月達の住むアパートに内蔵されていたらしい。
「…あれだよ…髪…白いやつ…」
「あぁ…なるほど。」
確かに近より難いふいんきをかましだしている…だが、声に関してはまるでエンジェルボイスだ。思い切って話しかけた…
「あ、ああああ、あのっ…あっすみませっ!!あpppppppp((」
「何が言いたいのか分かりません。話の内容がまとまったらまたお聞きします。今は仕事中なので。」
「あっあのっあなたっそ、そのっ、人っむやみやたら、そのっ殺しませっよね…?あっ……すみませんっ!!」
「そんな女王の近いに背く様な行為はいたしません。どなたからその様なお話を?」
「(あぁ神様…私に…コミュ力をくださいまし…)…えっあっあのっその様な、う、噂を…みっ耳にしまして!!教えたげよっかな~…なんて……すみません…………」
「そうですか。それは…貴方達にも不快な思いをさせましたね。一度城にお招きさせてください。女王に報告しますので。」
「待って…一般人は…城に入れない…のでは…?」
菜月が口を挟む。
「だってアリスでしょう。貴方。強制連行の手間が省けて、逆に好都合です。シフトがもうじき交代出来るのでしばしお待ちください。ついでに主をお呼びしてきますので。」
…………何でここに来たんだっけ?っていうかお腹空いた!!
―――――――――――――――
菜月が泣きじゃくっている然くんとフユちゃんを連れてきた。…………本当に留守番できないんだね…
「「いゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!か、かかしだぁ~!!!!!」」
「やかましい…!!」
女王の聖騎手を見たとたんにこの反応……………然くん、不意討ちやめてぇぇ////ころすきか…////
「紹介が遅れて申し訳ありません。私、女王の誇り高き聖騎士のエミリと申します。主、アルに使えております。あ、菜月さん、然さん、巫雪さんは存じ上げておりますので。」
話なげぇ…しかもさっきから棒読み。
「あ…ぁえっと…神代佳江っていうものでごさいますです…あっ…とすみません!!」
「俺はアル!!(だよな)アルって呼んでくれ!!(あってる!?)」
……………怪しげな人達だ………菜月はさっきから泣きじゃくる二人を庇うようにして、二人を睨んでいた…今気付いたが、この男、いつ現れたんだ?
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