18話大切なひと(前編)

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「あーよかったぁ!! 兄さんありがとうっ」 水道代を払い満面の笑みで苗は礼を言う ギュルルル~‥‥ そして、お腹も何か言った。 「……何か軽く食べるか?」 「ぅん‥//‥」 晴樹は時計を見て、とある店に向かった‥ ウッディ調のお洒落な珈琲ショップに入り晴樹は親しげにマスターに声をかける‥ 「ヒロさん!こいつに何か軽く作ってやって。苗、ここ座ってな、俺トイレ行って来るから」 晴樹はそう言ってトイレに向かった。そしてすぐに次の来客が訪れる‥ カラン!とドアが開いて店に入ると同時に男はマスターに声をかけた。 「ブレンド入れて!」 そう言ってカウンターにドカッと腰掛けた男の顔に苗は釘づけになっていた。 ‥あゃぁ‥‥ これまた、 べっぴんサンだぁ‥//‥ でも、男だったょね声は? 「──?!…っ…あに見てんだ?ごルら💢マシュマロみてぇなツラしやがって!!」 ‥ま、マシュマロ?‥ 隣で凝視している苗に凄みをきかした男にマスターは言った 「コラコラ、貴志‥ むやみやたらに喧嘩売るんじゃない。その子はハルの連れだよ」 「晴樹の!!? 晴樹来てんのか?」
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