第1章

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しばらく、死体の処理をし清掃をした上で、彼女は守に連絡をとった。 「ねえ、守さん。結婚しましょう。私、離婚したの」 「ごめん。今妻の妊娠がわかってね……いい機会だ。君との仲も終わりにしよう」 守は一方的に電話を切った。 ひっそりと静まり返った居間。その部屋に、立ち尽くす愛菜は拳銃を握り、つぶやく。 「真実の愛の為に、彼は信頼にこたえなきゃいけない。……絶対に」 (了)
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