ワタシ、変なんですぅ

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「ま、取り敢えず今日はここまでな。 俺の方もちょっとヤバイし」 スーツ姿のまま、 彼のソレはパツンパツンになっていた。 それをズボンの上から触れてみる。 「大丈夫ですか? この状態が続くと痛いのでしょう? お相手出来なくて申し訳ありませんが」 「いや、別に。 あ、でも見ておきたいよな? ちょっと待て」 …何度も言いますが、私たちは大真面目に エロを追究しているのです。 カチャカチャとベルトが外され、 ナカダ氏はあまりにも普通にソレを出す。 「おおっ。 モザイク無しでしかもリアル!」 「せっかくだから触ってみろ」 私の鼻息で、周辺の毛がそよいでいる。 想像よりも可愛いな。 だってほら、……だから。 ベッドの上、壁に寄りかかって 下半身まる出しにして座るナカダ氏と、 その足のあいだで正座し、 恭しくソレに触れる私。 「ビ、ビロードのような肌触りですね。 それに思ったより、か、可愛いかもっ」 だってほら『好きな人』のものだから。 ここで私は思考を巻き戻す。 …す、好き?! 安いな私。 褒められたら即、惚れるのか。 しかも好きだと自覚したところで、 どうにも出来ない恋なのに。
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