ワタシ、変なんですぅ

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すごい、す…ごい。 咥内を攫うみたいにして、動くその舌。 絡まり、離れ、また絡まる。 お互いの唾液がグチュグチュと音を立て、 ぬめぬめとしたその感触に カラダが熱くなってくる。 高ぶってきたソコを狙い、 容赦なく攻めてくる指。 思わず全身がビクッと震えた。 唇が離れたかと思うと、 狂おしそうに彼は耳元で囁く。 「リナ、俺も気持ちよくさせろよ」 夢中でコクコクと頷いた。 もう、私は貴方の奴隷なのです。 なんなりと命令してください。 「四つん這いになって太腿を閉じろ。 そこに挟んで終わらせるから」 「…はい」 閉じた股の間に、 ナカダ氏の固くなったソレが差し込まれ、 途端に彼は激しく腰を動かす。 ギシギシとベッドの軋む音。 それとは別の次元で水音が響く。 ああ、そうか。 私のソコがナカダ氏のモノで擦られ、 どんどん溢れ出しているのだ。 愛している、受け入れたい。 そんな思いが、 どんどん蜜を溢れ出させる。 …この気持ちを、悟られてはいけない。 『ウッ』と小さく唸って果てた ナカダ氏の重みを背中で感じながら、 私はそう決心していた。
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