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「有り難いです！
ではすぐ取りに伺いますので」
あれ？
「竜ケ崎先生の原稿取りに行くから、
今日はこれで終了」
あれれれ？
「次回をお楽しみにな。
いいコにしてろよ、リナ」
先っちょがボーンってなってます。
なんかスッゴイ高揚してんですけど。
放置プレイですか？
放置プレイなんですね？
さすが熟練者は違うわッ。
とっととスーツを着て、
ナカダ氏は颯爽と出て行った。
べらぼうにカラダを火照らせた
私ひとりを残して…。
ここで成田リナ、渾身の一句。
＞生殺し ああ生殺し 生殺し
仕方なくそのパッションを執筆にぶつけ、
締め切りより２日も早く
原稿を書き終えたことを補足しておこう。
ったく、これが彼の策略とすれば、
中田成道、実に侮れない男だ。
……
そんなことがあってから
かれこれ１カ月が経過。
ナカダ氏ってば全然、
手を出して来ないんですけど。
そのくせ、
意味なくウチに来るんですけど。
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