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「熱い!熱すぎる!!」
「か、身体が溶けるぅぅぅ」
「も、もうダメだ!」
そんな状況を悪化するように何か得体の知れない物が、ブルドーザーのように周囲を前後左右、四方八方に身体を押しやってくる。
次第に熱さに耐えきれず、ドロドロに身体が溶け出したモノがでだした。
「うわぁぁぁぁ!」
「落ちるぅぅ!?」
「ぎゃぁあぁあ!!」
熱さで意識が朦朧としていると、まるで注ぎ足すように新たに何者かが上から流れ混んで来た。
「うわ!?なんだこれ!?」
「ドロドロしてるぞ!?」
「あんたら大丈夫か!?」
「ぎゃぁあぁあ!!」
新たにやってきたモノたちと一緒に、先程の得体の知れない何かに今度はミキサー車のように混ぜこまれていく。
そしてまた、別の部屋に移された。
次の部屋では天井があり、凍えそうな程寒く、酸素が薄い。
─── もはや身体はおろか、視線でさえ全く動けなくなり意識を手放した。
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