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「てかこんなどうでもいいこと聞いて本当に捜査のためになんの? ……もしかしてやっぱり私達のことを疑っているんじゃないの!? いい!? 厳さんは本当にいい人だったんだからね! 助けられた私達が厳さんを殺すなんてそんなことするわけないじゃない!」 「え、あの……」 席を立ちあがった鶴見に顔を近づけれた石住はしどろもどろになる。 巳波は嘆息をつきまた近くの窓を一瞥すると鶴見と石住の間に割って入った。 「そうではありません。鶴見さんは糸島さんのことをかなり尊敬しているようですから細かなことでも捜査のためになると思い聞いているだけですよ。それにしてもそこはまで尊敬しているなんてどのように知り合ったんですか?」 「それは……」 鶴見は言葉を詰まらせると椅子に座り直す。 そして視線を泳がせ左の親指の爪を噛み始めた。
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