序章 追憶
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状態を理解出来ていない僕はとにかく追ってくる彼から逃げるために近くの部屋に飛び込み鍵をかけた。 ドアノブを握る震える手に鳴りやまない心臓。 なんで、どうして。 昨日まで何事もなく普通に、 普段通りに過ごしていたはずなのに……
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