終焉

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終焉

 坩堝から電話がかかってきた。 《やぁ、殺人鬼さん元気かしら?》  あの女、知っていたのか? 「なっ、何のことかしら?」 《監視カメラにバッチリ映ってた、君がチョコボール盗むところ》 「…………」 《償いなさい!原田を殺すのよ?あんたの手でね?》 「あなたのいいなりにはならないわ?」 《だったら死ぬがいいわ》  銃弾の雨がパラパラと降ってきた。  サヨナラ、原田くん。  遠退く意識のなかで愛する彼が微笑むのが見えた。  
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