568人が本棚に入れています
本棚に追加
/114ページ
「ヤマギシさん、起きて下さい。」
「あと三分…。」
女性は溜め息を吐いて一階に駆け降りる。ヤマギシと呼ばれた男性はベッドから落ちる。頭を強く打ち、ようやく目を覚ます。
「…朝か。」
寝ぼけ眼は変わらないが、頭は動き始める。
トレードマークのバンダナを付けると一階に降りる。
「今日も一日お願いします。」
厨房に頭を下げると、ヤマギシは玄関を開けた。
「ようこそ、レストラン『ヤマギシ』へ。」
最初のコメントを投稿しよう!