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悠馬くんはまた無言でお茶を啜り始める。
えーと...どうしよう......?
私は何をすることも出来ず、ズズズッとお茶を啜る悠馬くんを見つめる。
『............』
『.........…』
そしてまた沈黙。
「...そんな見られてると飲みにくいんだけど」
「え、あ、ごめんなさい!どうぞ!!」
私はそのまま勢いで顔を明後日の方向に向けた。
そんな私を見て悠馬くんはため息をつくと、ことん、と湯のみを机の上に置いた。
「...そこにある、大量のチョコレートどうするの」
「あー、自分で少しずつ食べていこうかな...あはは......」
「......はぁ」
悠馬くんはまたため息をつくと、ずいっと私の方に寄ってきた。
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