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ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、え?!
「なん、なんでっ」
「なんでって…」
私は唇を手で押さえながら精一杯叫ぶ。
「だってだってだって!付き合う時も気が向いたって言ってたし、一緒に帰る時も相槌しか打たないし、デートだって1回だし、しかもクリスマスなのに図書館だしっ情けで付き合ってもらってるもんだと...っ!」
そう言いきった途端。
ぽすん、と彼の頭が私の肩に落ちてきた。
「......え?」
「......ごめん」
...は、悠馬くんが謝って......って、なんで?
「あ、あの...」
「さっきの男に言われたんだ。『由紀のこと好きじゃないなら期待させるようなことすんな。いらないなら俺がもらうって』」
「えぇ?! 陽祐がそんなこと?!」
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