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プレイルームへ案内しマース。ラミーちゃん、出番だよー。
柔らかい声で呼び掛たあと、連れていかれたのはカビの匂いがする綺麗な部屋。
布団と化粧台のようなものが置いてある。
「では、ここで待っていてくださいね。数分したらラミーちゃんが来ますので」
にっこりと笑われて彼はドアの外へ消えていった。僕は備え付けてある灰皿を引き寄せてタバコを取り出す。
一本吸い終わる直前にノックの音が響いた。
甲高い女の子の声。よく出るなと思いつつドアを開けた瞬間、愕然とした。
来たのは丸々とした女。茶髪に日焼けをしており耳や顎にピアスをしていた。
謂わば、一昔前のギャル。
「ラミーでーす。よろしくお願いしまーす!」
愕然とした僕の表情、そっちの気でラミーと名乗った女は部屋へ入ってくる。そして、灰皿を見つけるとラッキーと呟いてタバコを取り出した。
「お客さんも吸うんでしょう?だったら、問題ないですよね?」
だが、入ってなかったのかチッと舌打ちをする。その光景が先ほどの女性と重なり複雑な気分になった。
「いや、まぁ、吸うけどさ。いや。うん」
チェンジ。一言いえば済む問題だが、何故だかさきほとのキャッチの顔を思い出した。
一服を終えると彼女は物も言わずに服を脱ぎ出した。
だが、体つきは例えるならボンレスハム。女性に対して失礼なのは重々承知だが。
「あれ?脱がないの?」
すべて脱ぎ終わった女が発した一言。僕は無言でネクタイに手をかける。
いまだけだ。そう、今だけ。
心にそう言いながら生まれたままの姿へとなった。
女はずかずかと近寄るとしゃがみこみ、むんずと、僕のムスコを掴む。
外的刺激に顔を歪めると女は感じたと勘違いをしたのかそのまま口へと突っ込ませる。
それなりのテクニックになんとか他っしたが心に違和感を覚えた。
女は終わるとシャワー浴びてくる!といい残し、玄関脇にあるドアへと入っていった。
その間暇になり、僕はカビの匂いが軽くする布団の上に座る。
出したからだろうか。軽い睡魔を覚えてしまった。
あー。ねむいなー。
心の中でそう呟いた直後。布団に転がり、意識を手放した。
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