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「あ、あのー?」
困惑した表情でさらに対話を求めてくる彼女。透けた手が僕の方へ恐る恐る伸びてきた。
「あなたも、私と同じ......死んでいるんですよね?」
確かめるかのように、透けた僕の体へ手を伸ばす彼女。
だけど、それは無意味な行動と直ぐに気づいたらしく腕を下ろして俯いた。
「なんで、いきなり僕のことを認識できるようになった?」
そんな彼女へ、話しかけられた瞬間から抱いていた疑問をなげかけた。
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