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「愛、死んじゃ駄目!本当に変な物は入って無いんだよ。お願いだから頑張って」
柚香は見よう見真似で人工呼吸をしたりして必死に愛の看病をした。
「ゴホッ」
「あ、愛!」
何と愛が息を吹き返した。
「え、私どうしちゃったの?」
「愛っ!良かった。どうしちゃったのはコッチのセリフだし」
「………………貴女は誰?」
え?今何と?
「愛、何冗談を。私は柚香だし今更何惚けてるのー?」
「ユズカ………知らない。思い出せない。アイって誰なの?」
「ええええっ?マジで言ってんの?愛は貴女の名前!私、柚香は愛の友達!」
愛が冗談言ってると思ったが本当に記憶が無いようだ。こんなことは映画やドラマの世界の話で現実には起こらないと思っていたが、現実今目の前で起きているのだ。
柚香はパニックになりかけたが、記憶を無くした愛のことを思ったら私が冷静にならないと駄目だと思い、心臓バクバクさせながら愛の記憶を呼び起こすことを考えていた。
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