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それからしばらくして、子供達は満足したのか私の元に戻ってきた。
「フェーア様!帰る!」
「もういいのか?」
「うんっ!」
リラの声に少女はピクリと反応し、私の顔を見上げてきた。
私の顔に何か付いているのだろうか…。
「どうかしたのかな?」
「…フェーア様…?」
「あぁ、それが私の名前。君は…?」
「…フェリシア・ヴォパール…。覚えていませんか…?」
…フェリシア・ヴォパール…、過去に知り合ったハイエルフの少女と同姓同名…。
という事は、この娘があのハイエルフの少女なのだろうか…?
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