高嶺のチョコレート

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「良かったら、うちに泊まる?」 「は」 「うちさ、親が趣味みたいなもんで民宿やってんの。料金も安いし好きなだけ泊まっていきなよ。温泉もあるし」 「や、でも」 「困った時はお互い様!遠慮しないで」 「……」 美少女はじっと私の顔を見る。 「……あんた、さっき海に叫んでた人だよな?」 「そうだけど。変な人ではないから安心して」 普段は健全な社会人……だと思いたい。 「ふーん。そこまで言うなら泊まっても良い」 「あはは。そこはありがとうございますでしょう」 まあ、これも何かの縁だよね。
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