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私という人間はとてもとてもちっぽけだ。
誰かに引っ張ってもらって、
背中を押してもらって、
それでやっとの1歩が出る位の小さな小さな生き物だ。
平凡な毎日を暮らしていたい。
ただそう思うだけで、何か特別なものを求めたりしているわけではないと思っていた。
結婚して幸せそうな家庭を築いている元ルームメイト、映画監督になった元クラスメイト、映像作家になって注目浴びている友人。そして連絡を取りづらくなってしまった元親友。
彼らの活躍を、SNSという大きな世界の一部をこの小さな画面を通して私に知らせてくる。
私と言う人間はとてもとてもちっぽけだ。
目まぐるしく動いていく世界を、ただただこの場に立ち尽くすだけである。
何をしたいわけでもないのに、今の自分に不満が募る。
人の努力や幸せを見ては妬み、努力することや幸せを見つけることもせず。
楽しいこともあるがそれは一時の安らぎに過ぎず、それが終わればまた不満の四重奏 。
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