第1章 失われた記憶

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「心ちゃん!…」 顔がぼんやりとしか浮ばない男の子が心の名前を呼びながら手を差しだし微笑む 心はその手を掴み一緒に走り出す これは幼い時に良く遊んだ少年との記憶の夢 心はそう思った いつも区切りのいい所で目が覚めて思いだそうとするけど どうしてもその男の子の顔が思い出せない 「どんな顔してたっけ…良くあそんでたんだけどなぁ」 寝起きでぐしゃぐしゃの髪をクシでとかして学校に行く準備をする そして学校に投稿してからは仲のいい林桃や佐藤まといとわいわいするのだ ここは、福島のとある場所にある 縁高校と言う場所のお話し 私の住むこの街には不思議な言い伝えがあり 忘れた記憶を思いださせてくれると言う神社があるらしい ただ、その神社は 記憶を忘れて思いだそうとしたり 記憶をわけ与えたいと言う気持ちを持つひとにしか見えないらしい
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