SAY YES

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「ダメッ! NOッ! 却下でするーっ! そんな事、許される事ではありませぬからーっ!」  そしてクロー魔に詰め寄り猛抗議を始めました! しかし当のクロー魔は、そんな彼女の抗議等どこ吹く風で明後日の方向を向いています。 「そうは言ってもねー……これは 『あたしとスグ』 の問題だからー……」  そして更にマリーを煽る様な言葉を投げ掛けます。 「か、彼は私の、ボ、ボディーガードなんだからっ! そんな契約は認めませぬからーっ!」  直仁様の目の前では、二人の女性が激しい攻防を始めました! そんな彼女達を、思案に更けた表情で見つめていた彼が何かに思い当たり、それでも首を傾げながらクロー魔に問い掛けました。 「……なぁ、クロー魔? 全部って、このドレスもって事か? それなら後で……まっ、まさか下着もとか言わないよな!?」 「「ちっがーうっ!」」  直仁様の頓珍漢な問いかけに、二人の少女は息の合った言葉を返しました。  一つの事件が終わりを見ましたが、どうやら新たな難問が発生したようです。                                   了
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