26人が本棚に入れています
本棚に追加
「やっぱりプーさんやんね。」
「ひっ…、ひ…、がし…くん。」
「久しぶりやね。また少し痩せた?」
呼吸を整えるのにかなり時間がかかった。でもこれがあの夢の続きだということはすぐに分かった。ヒガシくんの表情と二人の間に流れる空気が物語っている。
落ち着いて見ると、ヒガシくんは左腕を三角巾で吊っていた。
「これ?実は6月の終わりに事故に遭っちゃって、長い間入院してたんよね。」
「6月…?」
「プーさんこそその手どうしたん?」
「私も交通事故で怪我しちゃって。」
「そっか…。俺、その時一週間くらい意識無かったらしいんやけど、その間プーさんと会ってたよね。」
最初のコメントを投稿しよう!