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こういう時、いつもは夕方になると、西日が当たって暑いぐらいのこの席も、役に立つ。
椅子に座ったまま、キャスターを滑らせ、背後にある窓へと俺は辿り着いた。
無精で行儀が悪いとは思いつつも、俺は椅子に座ったまま窓を開ける。
暖房の効いた室内に、爽やかな風が吹き込む。
なんだか少し、ホッとした。
頭もスッキリするような気がする。
俺は小さく息をつき、これからのことを脳内でシュミレーションする。
さぁ、どうしたものか。
終業時間までこのままでいるべきか。
だが、あと一時間以上も放置しておくべき問題ではないし、何より俺自身、今すぐにでも対処したい。
とはいえ、一体、誰に助けを求める?
こんなことがバレたら、俺はこの会社にいられなくなる。
やばい。
やばいぞ……
信頼できる誰かに……
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