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「よし。ここがお前の新しい家だ、入れ!」
新しいお家もとい薄暗い牢屋に突き飛ばされ入れられた。
「いった!」
「うるさい!!大人しくしてろよ!!」
窓もなく松明の光しかなく、どこからか水が落ちる音が聞こえる。手足は拘束されて上手く動くことすらままならない。
「なんでこんな事になるんだか…………」
それから、食事は乾パンみたいな不味い物しかでない、硬い寝床で暮らすこと最悪の一週間を過ごしていたある日。
目の前に怪しい奴らが来た。
「帰れそして塵になれ」
「酷いなぁせっかく此処から出してあげようとしてるのに」
まったく。
そんな簡単に出れるわけないのは分かってるのに、ニヤニヤしやがって。
「で?その出所の条件は?」
「あ。やっぱり気が付いた?」
「そりゃぁ、お前の後ろに居る漆黒のローブを着た人から殺気凄い向けられてるからな」
「この人は王国ギルドのまぁ偉い人」
「おい。この雑魚が本当にそうなのか?」
「えぇそうですよ。」
「まぁいい……こいつをボコボコにしてやるだけ覚えとけよ!!聖騎士!!」
負け犬の代名詞の台詞を吐いてそいつは牢獄を出ていった。
てか聖騎士そして白銀のローブって
「聖騎士とかマジ似合わないな…………むしろ幼女守護神(ロリガーディアン)だろ」
「そうなんだよ!!そっちの方が格好いいのに勝手に決められたんだよ…………」
聡は本気で落ち込んでいるな。
「まぁとりあえずさっきの負け犬を倒せば良いんだろ?」
「負け犬ってその通りだから否定しないけど。じゃぁ早速だけど試合会場に行こうか。」
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