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「でかいな……」
「まぁ僕も最初見たときは驚いたけど慣れるよ」
目の前には某夢の国にあるような立派なお城がある、回りは高い塀で囲まれており、兵士が一定の間隔で見張っている。
「止まれ!!此処から先は許可の有る者しか入れない証を見せてもらおう!!」
「聖騎士です。これが証ですどうぞ」
すると聡は何やらカードらしき物を取りだし兵士に見せた。
「確認できました!!聖騎士様どうぞお通り下さい」
「じゃぁ行くよ窃盗犯さん」
楽しそうに言うと俺の手錠に繋がった鎖を引っ張って歩き出した。
クソ野郎が、むしろお前がさっさと捕まりやがれ!
「そんな引っ張んなよ!!」
「楽しくてついね」
それからすれ違う使用人、兵士からジロジロ見られるは本当に全部聡の野郎に仕組まれてると思うと腹が立つ。
城内は派手な飾りはされておらず、シンプルな中に気品が感じ取れる。
使用人達もしっかりしており白銀のローブ着ている聡にはお辞儀と挨拶。勿論俺の場合はガン無視だ。
「着いたよ」
大きな扉の前に兵士がたっていた。
「お待ちしておりました、皆様既に集まっております」
「分かった」
重たいおとをたてながら扉が開き進んでいくと、ちょっとに座ってる中年のおっさん、その両側に色とりどりフードの奴ら。
それに続いて、偉そうなおっさんども。
それと、俺達の後ろに1人居るな。
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