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人質になったのは良いがさっきから気になっていたことを聞いてみる事にした。
「あの、背中に当たってるんですが……」
「ん?何がだ?」
「そりゃぁ貴女の胸がです。」
うん。大き過ぎずそれでいて小さくもなく柔らかな物が二つ俺の背中に押し付けられている。ご馳走さまです!!
「キャッ////」
小さく悲鳴をあげて拘束が緩まった瞬間に抜け出して俺を人質に捕った人物を確認してみると。
そこに居たのはなかなかに美人のお姉さんがいた。
ショートカットで銀髪、少し猫目で顔は整っている。体型もスラッとしていて年は20代ぐらいかな?そして、一番の特徴は背中から羽が生えている…………コウモリの羽みたいのが生えている……………うん流石、異世界。
だが、羽ごとき今の状況に比べたら些細な事。羽があろうが無かろうが関係ない。どうしてかと言うと、美人のお姉さんはほぼ全裸に近かったからだ!
誰かに追われているのだから、きっと戦闘になったのだろう。着ていたであろう服は所々破けていて辛うじて胸や大事な部分が隠れてる状況だった。
俺は何とか平然を装って着ていた上着を肩にかけてあげた。
「これどうぞ」
「え?」
「そんな格好だと色々と不便でしょう」
「…………ありがと」
チキショーもう少し目の保養をしたかった……………
「お前の名前は?」
「和喜です」
「カズキ?」
「そうですよ。そう言う俺を人質捕ってる貴女のお名前は?」
「私は、フィリアだ」
「じゃぁフィリアさん。この後、どうするんですか?というかそもそも誰に追われてるですか?」
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