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通学路はいつもと違う空気が流れている。
さすが戦場、、なかなかの緊張感だぜ。
変なことを思いつつも俺は小走りしながらあたりを見渡す。
すると一際、人だかりができる場所を発見した。
その中心には、今回の主役がいた。
俺はその場所に急いで向かう。
だが厚い壁が立ち塞ぐ。
負けるか、、今日のために、、俺は、、俺は、、
そう思い果敢に挑戦するも他の勢いが強いせいか全く歯が立たない。
「ごめん、、このままじゃ学校にいけないから、、一回、、あの、、聞いて、、一回、、学校に行かせて、、ちょ、、まじ、、お願い、、」
というも厚い壁共は聞こえていない様子でどんどんその壁を厚くしていく。
俺はそんな彼の悲痛な叫びが聞こえたのか
すごい力で一枚ずつ壁を引きちぎり
彼の腕を掴んで、そのまま人だかりから解放させた。
そして走り出す。
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