第2章 世界の隅の隅の小さな村そして…3人の剣士

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「ファインは相変わらずねぇっ」 たがリーダーいやファインが左手で止め、すかさず 「アホの様子を見て、アホっぷりを馬鹿にしに来たんだよ。」ニヒッ 少年の様に笑い本気なのか嘘なのかわからない表情で呟く。 「アホじゃないよウィンネだよ~」 子熊人間が正しいけど持ち前の天然っぷりが炸裂。 「ベンアちゃんは相変わらず可愛いわねぇ~♪」 リリィーはそう言いながらいつの間にかベンアを抱きしめチョコレートをベンアに食べさせた。 「リリィーそれより酒が足りん」 ファインの右側に座ってる男が煙草を吸いながら静かに一喝 「もう私の癒しが~。」「これだからセブルスはモテないのよー」プンプン 「イヤ。仕事だろリリィー」「それにベンアも男だぞ。アイツが見たら...」 セブルスがクールにリリィーの邪魔をし、自分の酒へと誘導する。 バンッ 突然BARtwinにリリィーに良く似たオレンジ色の髪をした 「ウィンネだぁー」「勝負だぁー」 ベンアが持ち前の本能で気配を感じ剣を構えた。 「はいっチョコレート」 スッ!パク 「おいじぃ~♪」 そうウィンネはベンアの好みを熟知し、すかさずベンアを抱きしめるのであった。 「おいアホ。また1人で山で修行してたのか?女の子が行くとこじゃないって来る度に言ってるだろうが。」(才能あるのに無鉄砲で危ねぇ!) 「修行じゃないもん!筍取りに行ってたんだもん!。」 ファインがちょっと本気で注意するがウィンネも負けず嫌いで‘右手’で筍を掲げ誤魔化す。 「じゃあ‘左手’で握って後ろで隠してるのは何だ?」 ファインはカウンターに向きビールを一口飲みながら確信を突く。 「ファインがイジメるぅー」 ウィンネは嘘泣きしながらリリィーを味方に付けようとリリィーの後ろに回る。 「筍取ってきたんだね。偉いねぇウィンネは。」 そうやってリリィーはウィンネの頭を撫でながら 「でも山には、古に封印された化け物がいるから1人だとママはウィンネの身に何かあると考えただけで...」 途中から泣きながらウィンネを強く抱きしめるリリィー 「相変わらず親バカだなリリィー」 「リリィーはいいお母さんだよ~♪」 「流石のオレもリリィーには敵わねぇーや。」 「まぁファインが心配しなくてもアイツがいるだろうが」 「きっとまた滝で修行してるよ~♪」 「だな。あのバカをからかってビールのつまみにしに行くか」
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