第1章

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首都高から覗く流れる夜景が眩く輝き 空には大きく真っ赤な満月がその存在感を 主張していた。 わたしは、 その異様なまでの真っ赤な満月に 吸い込まれるような感覚に襲われ思わず見入っていると …ドクン まただ、、、 またあの感覚が遥香を襲い 思わず眉間に皺を寄せた。 なに、 この感じ。 鼓動が少しずつ早くなる気がした。 すると右手に違和感が走り視線を落とすと手の甲がうっすらと赤く光っているのに気付く。 ビリビリと痛みを感じる。 …うぅ。 「、、、ぇ。 ねぇ!遥香ちゃん、聞いてる!?」 …あ、はい。 すみません。 黒崎の言葉でフッと我に帰り 自然と頭を降る。 そして再び痛みの残る右の手の甲を見ると 先程までの光は消えもとの素肌に戻っていた。 何だったの今の、、、。
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