第2章

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…… ん…。 頭部に痛みを感じる。 わたし…生きてるの?? うっすらとまぶたを開いていく。 開くが光という光が漏れてこない。 暗い。 やっぱり死んじゃったのかな。 つぅ、、 頭だけじゃなく身体中に痛みが走った。 死んで痛みは ないよね。 でも だったらここはどこなの。 狭い箱のような場所に閉じ込めらたような 息苦しさを感じかろうじて動く体をゆっくりと動かす。 次第に暗闇に眼が慣れ、 少しずつだがその状況が見えてくる。 … わたしはただ呆然と いったい何がどうなっているのかが分からない。 そうだ。 大型トラックが私たちが乗っていた車に追突した。 ここは狭い車の中だ。 車体が変形しているせいか上手く体を動かせない。 後部座席の窓が割れ かろうじて這うように抜け出した。 ガラス破片で腕などを切り多少痛みが走るがそれ以上に今はここを出ないと。 ようやく車から抜け出し、 ゆっくりと周囲を見渡す。 その姿に自分の目を疑った。
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