第2話 行くべき道

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「これが証です。」 ラピアは、そう言いながらリナスとカノンに向けて、ペンダントを見せた。 「あ……これ本当にリヴァシードの紋様だわ?」 リナスは物珍しそうに、ペンダントを見詰める。 「えぇ、とはいえ私自身もまだ実感ないんですけど…。」 「うん? どういう事?」 ラピアのそんな一言にリナスは、首を傾げた。 しかし、その直後、カノンが不意に口を開く。 「最近まで平民として生活していたがある日、突然、王族である事を知る事となった。 差し詰め、そんな所ですかラピア様?」 「はい、その通りですカノンさん。 私は最近まで、一般市民として生活していました。 しかし数ヶ月前、私の所にリヴァシードから使者がきて…。」 「それで、王族って知らされた訳か…。 でも、何でだろうな今更になって迎えにきたのは?」 「それは…私にも分かりません。」 ラピアは、そう言いつつ俯いた。
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