第4話 黒炎の剣

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ドアを消し炭に変えながら、カノンが勢い良く現れる。 「遅い! とにかく、これ何とかしてくれ!」 「人使いが荒いぞ?」 カノンが、そうボヤきながら剣を振るう。 だが、その直後…リフレイルが剣の様な弓で、カノンの剣を受け止めた。 「まだ早いですよ?」 「ふざけるな。 こんな悪趣味なもの、何時までも見てられるか!」 「貴方様のお役に立つモノでもですか?」 「どういう意味だ?」 カノンは、リフレイルに問いかけた。 「見ていれば分かりますよ。」 リフレイルが、そう言い終わると同時、不意にラピアの体より光が放たれ――触手は消滅した。 拘束から解き放たれたラピアは、気を失ったまま静かに倒れ込み、リナスがそれを受け止める。 「貴様、ラピアに何をした?」 「フフフ…私は光の因子を解放してあげただけですよ?」 リフレイルはカノンへと、そう答えるなり闇の中へと消えていった…。
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