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「月村さんて透子ちゃんの事が好きなのかしら?」
「は…?」
昼休憩の最中、三木さんが恐ろしい事を口走る。
「だって透子ちゃんにだけよ。」
「な、何がですか?」
途端に寒気と震えが起こり、ゴホゴホと風邪症状のような私。
「診察券渡すの。」
なんだ…、そんなくだらない事か…。
「たまたまですよ。」
「そうかなー?」
「そうですよ。」
私は昼ご飯であるよっちゃんイカを、ポイポイと口に運んだ。
「よく飽きないわね。」
すると看護師の吉崎さん。
「身体に悪いわよ。」
「いいんです。昼ご飯にはお菓子を食べるって、昔からの決め事なんです。」
私はうまい棒サラミ味をバリボリと乱暴に食べ始め、吉崎さんは呆れて黙り込んだ。
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