392人が本棚に入れています
本棚に追加
どうした事か、ワナワナと唇が震えてくる。
もしかして…?
その思いが否めない。
「どうして私が一人暮らしだって知ってるんですか?
どうして私が何度も郵便受けを見てるって知ってるの?」
敬語が崩れ、不信感を露わにした口調になる。
彼の保険証は月一で確認をしているから、生年月日は三木さんがバッチリ把握していた。
確か兄と同い年だった。
歳上だとわかっていても、この場合は強気に出た方がいい。
「もしかして月村さんがカエルを…?」
それでも声が弱気になるのは、もう一つの可能性が否定できないからだ。
もしかして月村さんが秘密の恋人なの?
.
最初のコメントを投稿しよう!