ある事を期待した

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 顔を洗い戻ってみると、浩行がまた違う笑みを浮かべている。  悪戯っぽく笑う浩行を横目にテーブルに着くと、目の前には雑煮と皿に盛られたおせち料理が置かれていた。その中に、黒豆が3つ。 「夜にはさー、もっと種類増えてるから!」  椅子に座って身を乗り出し、頬杖を付く浩行に深い溜め息が出る。  ……何を期待してんだよ、お前。
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