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「すになせん!冒険者登録をしたいのですが!」
”機関”の窓口に、一人の少女が飛び込んできた。
白髪に明るい青色の瞳。少し長めの髪を先端でまとめ、青いリボンで縛っている。
鎧やローブといった装備は身につけていない。今冒険者になりたいと申し出たとおり、素人なのだろう。
その服装は質素とは言わないが、豪華なものでもない。貴族の生まれでもないただの一般市民のようだ。
その元気で勢いの良い声に”機関”にいた職員や冒険者が注目し……
「……ご、ごめんなさい、やり直して良いですか」
「は、はぁ……」
台詞を思い切り噛んだことに気づいた少女が赤面した。
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