第1章「死は私から…」

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物語は2000年の夏から始まる。 私は無人島行きのフェリーの中でみかの妹みさと写真を偶然、いや必然的に撮ってもらった。 フェリーから降りて荷物を無人島に運び入れるのは高校生が大体やっていた。 私は島でテント張りをまず、ササハラサチヨを手伝った。手慣れてるね、とサチヨは言った。 次に親友と親友の彼女みかのテント張りを見に行こうとした。サチヨは言った。向こうに任せておけばいいよ、と。私は眺めるだけ見ていた。サチヨは私の腕をひっぱり告白もしてないのに彼女のように振る舞いをした。
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