8話「異世界でバトルドレスを着て魔法を練習」

6/6
前へ
/38ページ
次へ
「……ミズキちゃん?」 「あ、うん?」 「ぼーっとしてた?」 「ああ……うん、ちょっと」  瑞輝は駿一の事を考えていたので、エミナの声が聞こえていなかった。 「で、どうなの?」 「どうなのって……ごめん、そこから聞いてなかったみたい」 「これの値段、高かったんじゃないの?」 「ああ……心配ないよ。ガラスだし、そんなに高くなかったから」 「そう? ならいいけど」  こうやって和やかに過ごせる時間。そして、あちらでの事も見つめ直せる時間。大切にしたいものだ。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加