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「……ミズキちゃん?」
「あ、うん?」
「ぼーっとしてた?」
「ああ……うん、ちょっと」
瑞輝は駿一の事を考えていたので、エミナの声が聞こえていなかった。
「で、どうなの?」
「どうなのって……ごめん、そこから聞いてなかったみたい」
「これの値段、高かったんじゃないの?」
「ああ……心配ないよ。ガラスだし、そんなに高くなかったから」
「そう? ならいいけど」
こうやって和やかに過ごせる時間。そして、あちらでの事も見つめ直せる時間。大切にしたいものだ。
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