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キアは気をとりなおして、ふたたびいちばん星のひかりかがやく方向をめざしました。
すると、きみょうなほそいつりばしがあらわれました。
「おかしいな、こんなはしは見たことないけど。」
今にもくずれそうなオンボロのつりばしを見て、キアはいっしゅんひきかえそうと思いましたが、はしのむこうがわにはあおじろくひかるひかりが見えたので、キアは勇気を出してそのつりばしをわたりました。
みしみしと音をたてるつりばしのはしげたには、穴がたくさんあいていましたが、キアはきように穴をよけながらついにそのオンボロなつりばしをわたりきったのでした。
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