ふうさされたトンネル

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 そうキアが言うと、あおじろい顔をした青年はとつぜんみもだえして、苦しそうにうめき声をあげました。 「そ、そんなこと、しょせんきれいごと、だろう…。しょせんは…。 な、なんだ!?うわ!で、でかいカワセミが…。 うわあああああ…。」  青年はさけび声をあげたとたん、ちゅうにまったかと思うと、そのままいちばん星のほうがくへと消えてしまいました。トンネルに打ちつけてあった板とともに。 いちばん星のほうがくからは、かわりに大きな青いはねがひらひらとまいおりてきて、そのはねがキアをやさしくつつみこみました。
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